「酒は百楽の長」ですが……
昔から「酒は百楽の長」といわれます。適度な飲酒は血液循環をよくし、ストレス解消にもなります。また、仲間とのコミュニケーションを深める上でも役立つからです。ただし、それは、あくまで適量でとどめた場合のこと。過度な飲酒は健康に害を及ぼすため注意が必要です。
それでは、「適量」とは?
一般的には、
「日本酒なら1日1合、焼酎は半合、ビールは中瓶1本(女性はその半分)」
といわれています。ただし、アルコールを分解する能力は人によって異なりますし、体調によっても大きく左右されます。また、年齢を重ねるにつれて分解能力は衰えていくため、この量を守れば絶対に大丈夫ということではありません。ですから、自分の体調や酔い具合と相談しながら、「ここまでなら大丈夫」というところで止めておくことが大切です。
高齢者のアルコール依存症が増えています!
●アルコール分解能力の低下
歳をとるにつれてアルコール分解能力は低下していきますが、どうしても若い頃のペースで飲んでしまいがちです。ですから、血中アルコール濃度が高くなり、短期間での依存が起きやすくなります。
●ライフスタイルの変化
還暦世代には、ライフスタイルが一変します。退職したことによる空虚感や、場合によっては配偶者との死別によるさみしさから孤独感を強め、気をまぎらわせるために深酒してしまうのです。
酒とうまくつき合うための5つのポイント
●若い頃のペースで飲まない(分解能力が低下していることを自覚してください)
●肝臓などの健診を定期的に受ける(病気の早期発見につながります)
●昼間から飲まない(習慣になってしまいます)
●一人で飲むときはほどほどに(深酒を防ぎます)
●楽しみながら飲む(仲間と一緒に、相性のよい食事と共に)
たとえば、こんな楽しみ方はどうでしょうか
●インターネットでお取り寄せ
インターネットが発達して、全国や世界の酒が手軽に手に入るようになりました。送料はかかりますが、重たい酒を買いに行って持って帰るという手間が省けます。何より、さまざまな酒と出合えますので、楽しみが増えます。
こんなものもお取り寄せできます
・全国の珍しい地酒
・季節限定のにごり酒
・プレミアム焼酎
・ノンアルコールワイン
など
●利き酒してみる
たとえば焼酎を例にとると、芋や麦、米、栗や牛乳、紫蘇など、たくさんの種類があります。小さなグラスをたくさん用意して、仲間と一緒に利き酒をしてみてはどうでしょうか。微妙な風味の違いを感じようとするので、必然的にじっくりと味わえます。お互いにそれぞれの味の感想をいい合えば、新たな発見にもなるでしょう。
●少しアルコールを薄めて……
「アルコールを控えた方がいいのだけれど、やはりお酒を飲みたい」「ノンアルコールビールやノンアルコールワインでは物足りない」という方に。
・サングリア
赤ワインに、オレンジをはじめとした果実などを漬け込んだ夏の飲み物です。酸味や甘みが溶け込んで、ワインだけで飲むのとはまた違ったおいしさがあります。
・スパークリングワイン風
白ワインを炭酸で割ると、スパークリングワインのような味わいになります。暑いときに飲むと清涼感があり、なおかつスパークリングワインと比べてアルコール度数もおさえることができます。
・ヴァンショー(ホットワイン)
お好みでさとうやシナモン、柑橘系のフルーツなどを添えて飲む、ヨーロッパでは定番の冬のワイン。赤ワインを鍋に入れ、ぐらぐら沸騰させないように温めて作ります。温めることでアルコール分を飛ばすことができます。 |