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家計設計について

まずは、家計の現状認識からスタート

定年を迎え、第二の人生のスタートを切る還暦世代。趣味や勉強、あるいは起業など、新しいことを始めようと夢を思い描いていることでしょう。新生活でのプランを充実させ、計画通りに進めていくためにも、家計の実態や財産の状況を正確に把握しておくことが大切です。

●我が家の資産はどれぐらい?

資産の額は、「資産-負債」で計算することができます。下のチェック内の項目がそれぞれいくらなのかを書き出し、計算してみましょう。

資産チェック

◆資産の部
①現金
②預貯金
③株式
④その他の有価証券

①~④の小計=(a)

⑤土地(自宅)
⑥建物(自宅)
⑦自宅以外の土地
⑧自宅以外の建物
⑨その他の資産(会員権など)

⑤~⑨の小計=(b)

◆負債の部
①住宅ローン
②その他の負債

①+②の小計=(c)

a+b-c=資産
※この額がマイナスになると、資産より負債の方が多いということになり、心配です。

 

●我が家の家計はどうなっているの?

資産の額が算定できたら、次は家計の現状を調べます。水道光熱費が変動したり、医療費や交際費などで思わぬ出費があったりして、どうしても月によってばらつきは出てきますが、ある程度の傾向はつかめるはずです。

家計チェック

◆収入見込み
①賃金(退職後も働く場合)
②年金収入
③不動産収入など

①~③の小計=(a)

◆支出
①食費
②水道光熱費
③医療費
④交通・通信費
⑤被服費ほか
⑥ローン返済
⑦趣味・レジャー
⑧交際費
⑨保険・税金

①~⑨の小計=(b)

(a)-(b)を計算して

プラスなら収入>支出
マイナスなら収入<支出(支出超過)

※一般的にはマイナス、つまり支出超過になります。

 

今後の資金計画をつくりましょう

さて、資産や家計の状況がわかりました。あとはライフイベント(子どもの結婚費用援助、家のリフォーム費用、夫婦での海外旅行費など)に必要な金額を算定した上で、キャッシュフロー表を作成します。この表でチェックすべき大切なポイントは、「何歳の時点で貯蓄残高がマイナスに転じるか」ということです。


資金計画の調整ポイント

●支出は減っていきます
家計支出は退職時の水準です。加齢により日常の活動度は落ちるため、一般的に支出額は減っていきます。目安としては、10年ごとに10%ずつ引き下げて計算するといいでしょう。

●資金運用も視野に入れます
手持ち資金を元手にした運用利回りも想定します。市場動向はめまぐるしく実際にどうなるかはわかりませんが、ある程度の見込みで計算します。

●貯金残高がマイナスになったときには
かなり早い段階で貯蓄残高がマイナスに転じることがわかったら、ある程度の対策の検討が必要です。

たとえば、
・再就業する
・家計の支出を切りつめる
・家のリフォームの内容、もしくはリフォームそのものを見直す
・売却可能な資産を換金する(ゴルフ会員権、骨董品など)
・保険の内容を見直す
                             など

 

しっかりとした家計設計で、悠々自適な第二の人生を

これまでほどの収入が見込めないため、不安に思うこともあるでしょう。そのためにも計画や状況を数字化して把握し、必要に応じて対策を検討することが大切です。これらの表は一度つくって終わりにするのではなく、現状を反映したものに更新したものにしていくといいでしょう。より正確に状況を把握することができ、不安も減るはずです。しっかりとした家計設計で有意義な第二の人生を送ってください。

  


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